「上野の西洋美術館のなるべく近くまで。」
「昭和通りでいいですか?」
「おまかせします。」
有名な所はいいわねー。Y子さんはもうタクシーしか乗らないみたいよ。まー、とっくにそんな年よねー。
で、ムンクを見るんだって。いやー、あんなにハッキリ「見ない。」って言ってたのに。じゃ、ルーベンス、見なくてよかったじゃないねー。ネロとパトラッシュが見たルーベンスは来てなくて、まー、「へー。」みたいな。
ムンクのチケット売り場、すんごい並んでるー。買うしかないけどー。
「売店、見てていい?」
あなた分のチケットがないから並んで買うんですけどー。いいよ。いいよ。見てきなさいよ。
で、ハタと気がつく、都美術館は高齢者割引があったことに。大した差がないかと思いきや、1600円が1000円!んーーー、悔しい。保険証は持ってきてたけど、西洋美術館のロッカーに入れてきちゃったよー。キィーー。
そこへ、ひょっこり現れるY子さん。
「なんか誕生日が書いてあるもの持ってない?」
と、聞くまでもなく、ロッカーに全て入れてたよねー。はぁーーーーー。
もしや、JRのジパングクレジットカードで大丈夫か?とってもグレーな気はするけど。Y子さんに買わせてみよう。いろいろ言われた末に、誕生日を聞かれている。大丈夫かなぁ?でも、ちゃんと答えられて、
高齢者割引のチケットゲット!メッチャうれしいーーー。\(^o^)/
そして、ムンクの叫びは、とっても暗い部屋にあって、蛇行している誘導ルートが設置されて、立ち止まるのは許されないという人気ぶりだった。2回も並んじゃったー。
ダンボールみたいな色の紙に、油彩とテンペラで殴り描き。あらーーー。んーーー、ムンクって後期印象派だったと思うけど、「叫び」だけ「現代アート」だったんだねー。そういうことかー。って、説明はめんどくさくて読まなかったので、間違ってたら、ごめんなさいねー。
ムンクのチケットで現代書道もただで見られた。書道が一番面白かった。だって、今だからねー。ルーベンスもムンクの叫び以外の絵も、すごいお上手だけど、すでに見た感満々なのよねー。