朝、閉校式と合格発表。ご挨拶などなどの後、合格者の番号が読み上げられる。私は15番だけど、いきなり、
 
「20番」
 
「えっ?その前、全部、落ちた?」
 
と一瞬あせるが、「そんなこといはずだ。」と思っていると、30番から1番に戻る。ぬぉ〜、なんじゃろかぁ〜。気を取り直して待つ。同じ班で一番しゃべったM野さんはすぐ前の番号。
 
「14番と言ってくれ。」
 
と思っていたら、とんじゃって、
 
「15番」
 
ああ、無情。心境、複雑。小回りで暴走?を心配してたけど、とられちゃったのかなぁ?ん〜、私は横滑りがイマイチだった気がしたけど、大丈夫だったんだなぁ〜。あんまり他の人を見る余裕はなかったけど、
 
谷回りをまったく分かってなくて、まったくやろうとしていない人は、確実に落とされる。
谷回りをはっきり分かっていなくても、雰囲気をつかんでいて、無理に回さなければ、大丈夫?
谷回りを分かっていれば、そんなにはっきり演技できなくても大丈夫?
他の種目は明らかにターン弧やターンの質が駄目だと落とされる。
 
と、当落を聞きながら思う。評価はメチャメチャ厳しいわけでもなく、妥当な感じだけど、努力が報われないのを見るのは辛い。前日にいろいろ言ってあげてしまったS谷さんは通っていて良かった。その後もいろいろな人に教わっている姿を見たけど、なんとかしたんだねぇ〜。すごいわぁ〜。あきらめないことよねぇ〜。
 
嬉しいよりも気が抜けた感じだけど、本を返しがてら
 

人気の少ない方の入り口のロビーで三ツ矢サイダーで一人乾杯しながらメールする。
 
LEONE99に向かって快適にドライブしながら、
 
「やっぱ、人は変えられないけど、自分はどうにかできるなぁ〜。」
 
と思う。また、ナルシが加速しちゃったかなぁ〜?あはははぁ〜。