スキーイントラ初日

あんまり行きたくないので、店のポップをいつまでもいじっている。そんなことしている間に、吹雪がマックスひどくなる。さらに行きたくなくなるが、そういうわけにも行かず出かける。
 
街から出たら、視界不良でただ真っ白。磐梯山の東に行けば、裏に行けば見えるかも?と言う期待を持ちつつ進むが、さらにひどくなるばかり。止まるのも恐ろしいので、進むしかない。地元のトラックに付いて爆走する。スキー場へ曲がってからは、見えなくて、雪が深くて、道の記憶もそんなになくて、本当に泣きたくなる。
 
もう少しのところで、どうにも登らなくなる。しょうがないから路駐だ。慣れない初日で、こんな目に遭うなんて、ほんとうに地獄。とりあえず、スクールにたどり着く。変なこと口走っているような気がするけど、手も脳も震えている状態なのでしかたない。
 
ブーツもなかなか履けなくて、こんな状態で教えられるの?と不安になるが、スケジュールはどんどん進んでいく。もう流れで行くしかない。なんだって計画通りになんか行かないんだし。
 
こんなときに限って、先生が集まってくるグループ。多分、もごもごもご、、、、。いろいろつぶやかれたような気もする。いいです。いいです。ゲームもVery Hardが好きな人間ですから。
 
準備体操はボクシングでいつもやっているので、変な頭でもできた。板を履く段になって、出来ない子がいたので、とっくに履けている子に「友達なんだから、手伝ってあげて。」と言ったら、「友達じゃありません。」と言われる。そうそう、10人も人がいるんだから、スキーなんかよりまとめる事の方が先決だった。
 
無人島に我々だけの設定にしてみる。「協力しないと死んじゃうから」って。わーわー言うが、そんなのはみんな言い負かす。私は君たちに比べたら妖怪みたいなもんだから、口で敵うわけないのよぉ〜。
 
初日でも、1本はリフトに乗りたいのだけれど、乗れない。明日も乗れるの???って感じ。さし当たっての任務は終わったので、次はお車などどうするかである。
 
あかねちゃんが「明日も早いし、天気悪そうですから、うちに泊まっていけば。」と言ってくれる。穿石あるなぁ〜。と思いつつも、もう自分で車で登ってくる気がしないので、そうしたい気持ち99%になる。
 
でも、路駐の車が顰蹙なので、車が動くかやってみる。やっぱり動かない。あははは。そうよねぇ〜。そして、ワイパーをちょっと上げたら戻らない。Benzのワイパーは変な仕様なのよねぇ〜。泣きそうになりながら、やっとこ戻す。
 
車は目立つ場所にあるから、動かなければお手伝いしていただける。アドバイスどおりで、見事脱出。さすがぁ〜。○○先生。あかねちゃんと段取りしようかなと思うが、さっさと行きなさい。という雰囲気なので、がんがん降りる。ああ、楽しい。そして、止まると動かなくなるかもという恐怖から、表磐梯まで来てしまう。
 
その後も、意外な所に難所がありつつ、突破。でも、うちの駐車場でも動けなくなる。あははのはぁ〜。マジで四駆にしようかと思う。
 
ほんとに、ぎりぎりで穿石。「あなたのために降りてきたんだから!!!」というオーラが出ていたのか、かなりのパフォーマンスが出る。ほんとは「明日はちゃんとやる」と約束していたから、約束を果たしてくれたのかもしれない。いづれにせよ。降りてきてよかったと言うものである。