昨日の続きで、完結編。長いよ。(;´∀`)
1312を巻いてたら、左膝がピキッ!
ザク雪に横から蹴り込んでるから、そりゃ、負担だよねー。
オワタなー。
と思いつつ、ずり落ちずに膝も壊れないくらいの力加減になるように気を使って、とりあえず進んでみる。
リフトはそろそろかな?
と、尾根に出てみたら、土が出てきた。
ってことは、猫魔ヶ岳の辺りの尾根も、雪ないのかな?
なかったら、スキーブーツで登る?
んーーー、私はスキーで猫魔ヶ岳に行ってみたいわけだしー。
あー、微妙。
でも、まだ9時前で、時間もありすぎだし、決定的な引き返す要因がない。
土の場所は、1312mの西側のポコだったらしく、下にリフトが見えた。
リフトまでは行こう。
ズルズルズル。
リフトはまだかな?
北斜面をトラバースしてるから、リフトは見えるわけないんだけど。アホ?
南に行くのもめんどくさいから、ズルズルと進み続ける。
どんどん猫魔ヶ岳が近づいてくる。
まだ、9時半。あと、1時間位で着きそうに見える。
猫魔ヶ岳は、アルツからも猫魔からもよく見てるから、偽ピークに騙されることはないんじゃないかなぁ。
猫魔ヶ岳の直下まで着いちゃったー。
うーむ、尾根の雪はまだら。
でも、ちょうど登っている人がいたから、登る気になった。
半分くらいは、尾根を行けたけれども、どうにも無理になって、北側の急斜面に回らざるを得ず。
やってやれないことはないけど、
グニャグニャブーツに、短いスキーに、シールは、怖すぎる。
春の雪とはいえ、とんでもなく急だから、転んだら、止まらないしー、
木もけっこうあるしー、当たったら、ただじゃすまないよねー。
すり鉢のような、どこまでも続く急斜面。。。
スゴイ高度感。。。
雪もこのまま同じとは限らないよねーーー。
思考が負のスパイラルへ。
もーーー、無理!!!
メンタル崩壊!
とてもじゃないけど方向転換できないんで、後ろ向きで進んで登って、なんとか登山道に合流。
ぼーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー、
30分でメンタル崩壊したのねー。
下が見えないんで、マジで急。
あと30分で登れそうだけど。
ここからだって降りられるか不安だわ。
んーーーーーーーーー、
スキーを捨てて、とりあえず、登ろーーー。
スキーブーツで這うようにして登ったら、たったの10分で山頂だった。
ぼーーーーーーーーーーーーーー、
この方といろいろ喋ってたら、メンタルが回復した。
さよなら、猫魔ヶ岳。
スキー板を置いていくことまで考えたけど、
グニャグニャブーツに、短いスキーに、シールで頑張ることにした。
ターンはなし。
方向転換は、スキーが初めての人に教えてたやつにした。
いやー、イントラやってて良かった。
こりゃー、さすがに転ばないわー。
でも、こわいよーーー。うわーん。
またもや、メンタル崩壊???
ん?
熊?
熊だ!!!
猫魔ヶ岳直下の尾根が低くなっている所を通ろうとしている?
猟師さんだったら、仕留めるんじゃないかなー。って距離。
ひーーー、どうすんだよーーー。
私の存在をお知らせした方がいいのかしら?
ストックをカンカン。
ぬおーーー、こっち見たーーー!!!
やっぱ、静かにしておいた方が良かったかなーーー???
ドキドキドキ
熊さんは、
まーーー、いいか。
って、感じで南斜面に消えていった。
ぬおーーー、そっちの方に行くしかないんだけど、こえーーー。
あああーーー、もーーー、
なんでもいいから、行くーーー!!!
それーーー!!!
熊が怖くて、急斜面が怖くなーーーい。
なんか、フツーに滑れた。そういうものか。(;´∀`)
せっかくだから、熊の足跡を観察。
意外に、つきたてでも、くっきりした足跡ではなかった。
ん???かなり、重なってる???
これって、いつもここを通ってるって感じじゃないの?
へーへーへーー。そーなんだーーー。
なんとなーく、熊は大丈夫な感じがした。
でも、無事に戻れるのか問題が!
1312の笹の上に行かないとねー。
下に行ったら、猛烈に戻り返し???こわ。
途中で、ちょっと雲が出て陰ったら、なんとなく怖かった。
12時に、1312の尾根に出たーーー!!!
\(^o^)/
やっぱ、山は午前中よねー。
駐車場に着いたのは13時だった。
相当サバ読んで書いた登山届の時間にピッタリだった。
まさかそんなにかかるとは。
6時間だよーーー。スゴ!!!
マジでカタツムリ。。。。。
以下、コースレコード
7:00 駐車場
7:10 出発
7:50 湿地の下の沢とりつき
8:20 尾根
8:50 1312m西ぽこ
9:30 猫魔ヶ岳東端ぽこ
10:00 猫魔ヶ岳直下
10:30 スキーを置く
10:40 猫魔ヶ岳山頂
10:50 スキーを履く
11:00 熊さん目撃
12:00 1312m尾根
13:00 駐車場
完