別々ではあるけれど、私も滑り、りゅういちも滑り、スキーのお話が弾む。技術の話はいつものことながら堂々巡り?でも、その他の話がおもしろい。中高年しかやってないよね?もう、伝統芸能じゃないの?とか。自分たちが楽しんできたものをボロクソに言っている。
まあ、日本の人口は減ってるし、若い人はボードなんだから、どうしようもない。で、もう中高年しかやらないんだから、「スキーで健康になる」という、SAJの今年度の指導者研修会のテーマも、諦めつつも時代を反映した、いいテーマなんじゃないかとも思える。
SAJのテキストには「自然で楽なスキー」は自律神経の活性になる。とも書いてある。オーストリーの方の調査ではスキーをしてるとすばらしい健康効果があるという結果も出たそうだ。ほんとかなぁ?と思ってしまうけれど、私も素直にスキーの健康効果について考えてみた。
確かに、手足を意識するよりも、体幹を動かすことで無理なく体重をスキーに伝えて滑る「自然で楽なスキー」は、体が壊れないと思うし、リラックスもできる。というか、逆に、体がガチガチだと微妙な重心の移動が出来ない。「自然で楽なスキー」を心がければ、精神修養になるかもしれない。もはや禅?
思えば、千日回峰行状態のスキーを20年やってきて、やっと悟りの境地のような気もしなくもないわー。遠離一切顛倒夢想。滑らなくなってしまうのが必然かも?
「自然で楽なスキー」というような思想がかったことは入れずに、フツーに考えてスキーの一番の特性は、「非日常性」なのではないかと思う。場所も非日常で、運動も非日常だ。
スキー場という特別な空間に行けば、気持ちがとても切り替わる。ストレスなことから心が離れやすくて、心が健康になりそうな気はする。
身体的にも、スキーの非日常な運動がいいのではないだろうか?体はすぐ怠けたがるけれど、どうもそれを許さない方が体は健康になる。なんてことをよく見聞きするから。
先日のテレビでは、ダイエットには不可欠な基礎代謝をあげる実験をいろいろやっていた。キャッチボールをする時に、利き手ではない方でボールを投げるだけで、基礎代謝を1310kcalから1720kcalにアップさせる効果があるそうだ。
慣れないことをするというのは、普段は使われない筋肉が使われて、基礎代謝がアップするという話だった。スキーの運動は日常にはないから、常に不慣れな状態になり、基礎代謝が格段にアップするのではないだろうか?適当にでも滑ってさえいれば、中高年の敵、体脂肪が減らせるということでは?
私はずっと「スキーは健康に悪い。やればやるほど、体が壊れる。」と思ってきたけれど、やり方を変えたり、視点を変えれば、案外、ホントニ健康的なのではないか?という気がしてきた。
健康といえば、食べ物も欠かせないけれど、こればっかりは、スキー場の食べ物はいかがなものか。といしか言いようがない。
スキーといえば、これ!カレーですからぁ〜〜〜。
「タニタ食堂」のように、「SAJ食堂」とかやればいいと思うわ。マジデ、目指せ、健康スキーヤー!中高年の心をつかめ!SAJ!