「あ〜、面白くねぇ〜!歯はいてぇーし!」
 
りゅういち様は、店に来るなり、お買い物してきたトレペとティッシュボックスをレジ台に投げるようにバンッと置き、おっしゃられました。
 
「真紀ちゃんが、問屋は月火が5%引きだって言うから!」
 
お〜、でた、人のせい。
 
「おれ、最高を狙いすぎるからだめなんだよね。」
 
あら?反省?もう無駄だと思い申し上げておりませんが。ご推察の通りだと思われ。
 
「も〜、真紀ちゃん、決めて。」
 
それとなく言っていたのに、聞かないからぁ〜。
 
「しっかし、本性出たねぇ〜。」
 
「本性隠してた方が、気持ちがよかったかも。」
 
「そうねぇ。でも、深読みするのが面倒くさいし、本性でいいんじゃない?」
 
ご飯で文句を言われない生活だけで幸せすぎるんで、どうでもいいんですけどぉ〜。
 
この会話の前に、山が雪とかぬかるんでいるからとかで、りゅういちは山に行くのをやめるから、私が明日と明後日の仕入れに行けと、お昼の12時に電話で通達されたのね。あはははは。徹夜すれば、広告は終わるかなぁ〜。しかし、在庫をよく見る暇がなくて、ヤナ感じ。お葬式の1週間で途切れちゃってるから、頭の切り替えがきびしぃ〜。
 
まぁ、いいか、適当で。あはははぁ〜。銀座でカラーカットもしよぉかなぁ〜。
 
てやぁ〜!と、ネットでバスとサロンとホテルの予約完了。便利だねぇ〜。ホテルは渋く問屋の奉仕券が使えるところにした。忌中だから、あんまりはしゃぐわけにもねぇ〜。
 
 
偽りの 小船に乗って やさしさは
  未開の浜に 流れて沁みて
 
話すのを やめてしまって どれくらい
  これから先は あとどれくらい
 
真夜中に 恐い夢見て 目が覚める
  もう寝ないよう 明かりをつけて
 
あと何を 見たり聞いたり するのだろう
  もう結構な お手前ですわ