今年を振り返る。「諦め」の年だった。諦めは明らめとも書く。明らかになれば諦めるしかない。なるほどね。答えなんかいつだって、ビッグバンの時から出ているもの。気が付かないだけ。
 
子供を諦め。友達を諦め。愛を諦め。金を諦め。感覚を諦め。己を諦め。これだけ諦めると、ただの諦めではなく大いなる諦めである。解脱したんじゃなかろうか?
 
書き留めず 数々の歌 消えてゆく
 思い出すより 新しき人
 
(以下後日記載)
と、早朝に記し、夜が明けて、お里帰り。去年は受験で帰らなかったから、2年ぶりの実家のお正月。12月の後半は正月は休む!とがんばってきたし、ウキウキじゃないけど、気分は上々といったところ。なーんにも用意してなくて、お歳暮なんか現金だ。飛雄馬も中学生で用意が早い。私もどうしても必要なものはバッグに纏まっているから、用意が早い。8時半にはうちを出る。
 
雪がひどいのかと思ったら、道路にも雪がなく、天気もよく、けっこう出せる。息子と何とはなしに話しているのもいいものだけれど、口下手なので意味が分からないことが多くて疲れる。だから、ゲームの替え歌を教わることにする。ネット上の動画付きだと面白いのだろうが、歌だけでは意味不明だった。12時には実家に到着。早いし、太ったし、母が玄関で固まっていた。
 
早速、食べる。今年はちょー圧力釜で煮たという昆布巻き。おいしぃ〜。その他諸々食べまくる。やばすぎるので、雪国のすさまじい汚れ方のBenzを洗車し、大掃除のお手伝いでカロリー消費を図る。普段から片付いているうちだから、そんなにやることもないのだけれど、外周りを軽くはき、リビングと客間、そして、お風呂。子供の頃、お風呂の大掃除は私が担当だった。ハッキリ綺麗になるから好きだったのだ。「どれくらいやればいい?」なんて聞きつつ、結局、カビ取りを徹底的に。ボクシングで腕力が付いているのか、2時間、手を上げていても平気で驚く。
 

実家の大晦日はいつももすき焼き。お付き合いで買ったという肉は、脂すごいんですけど。いつぞやか贈っていただいた肉が最高だったと申しましたところ、お父様、お母様は贈っただけで召し上がっていないそうで。あはははは。貰ったというシャンパンが出てきたけど、合わなかった。脂っこすぎ!
 
そして、延々と紅白を見る。全部見たのは初めてなような気がする。でも、歌詞がほとんど脳天気で、気持ち悪い。と思って暗くなる。別の番組で高見沢さんが「そうるすしかない。」と言っていて、やっぱり夢だよねぇ〜。と思って安心する。パフュームの乾いた感じがいいなぁ〜。と思う。