前から気になっていたかな文字をやっと書いてみた。数ヶ月前に友達が本を貸してくれ、数ヶ月前に馬喰町でかな用の筆を買っていた。秋になると芸術っぽいことをやってみたくなるものなのかも。かな文字はとらえどころがなくて、気持ち悪い。恐ろしく寛容だ。どう書いても正解で、どう書いても不正解みたい。線も捉えどころがないから難しい。自分に合わないの?合ってるの?わからなぁ〜い。すべてが分からないまま、書き続けてしまう。紀貫之がかっこよすぎて、書くのが嫌になる。どんな人なんだろう?気になる、会いたい、恋ですか?そして、「かなの本、返して」とメールが来た。秋ってそんな季節?
 

 
なぜ、カテゴリーが「穿石塾」なのかというと、実はかなもフォニックスみたいに、ごちゃごちゃだったんだなぁ〜。って気がついたから。ひとつの音にたくさんのかながあったのね。学校教育でひとつの音にひとつの文字に決められて、忘れられていったのね。ひとつの音にひとつの文字わかりやすいけど、失うものもある。ひとつの音にひとつの文字は、富国強兵とデジタルの匂い、非寛容、無理に作り出す正解。
 
「穿石塾」も2年半ご成約いただきました。どうなるんだろう?楽しみ。じっくりいこう!