朝、再放送らしい、「イタリア 驚異の3D天井画〜ポッツォのバロック」を見る。要するに遠近法だよねぇ〜。と思いつつ見ていたけれども、そんなに簡単な話でもなくて面白かった。私だったら、空気遠近法は無視して、キリストをもっと濃く描いちゃうなぁ〜。ん〜、もっと全体的にコントラストをつけて、劇的に!と、不気味方向へ?
 
一番面白かったのは、バロック芸術の出来た理由だった。宗教改革によって、カトリックの信者がプロテスタントに流れるのを食い止めるために使われたそう。キレイでしょ?スゴイでしょ?カトリックはいいものよ。と分かりやすく伝えたみたいね。服を売るために広告をせっせと描く者としては、かなりのシンパシーを感じる。
 
バロック絵画は、ルネッサンス絵画より華美でえげつない感じがするのは、そういうことだったのかぁ〜。と合点。若い時、バロック美術は嫌いだったんだけど、今は、ふつーになった。今って、そう取り立てて嫌いなものがないんだよねぇ。なんでもいぃねぇ〜。みたいな。