水を飲み 息をしてまで なぜ生きる
  死んでないから 生きているから
 
暖かき 小さき部屋は 結構だ
  群雲の屋根 アスファルトの床
 
寒い息 街灯うけて 歌を書く
  心もこもこ 頭ようよう
 
希望など 黒い濁流 投げたのに
  それでもなぜに 生きようとする
 
通り行く 風のうなりを 聞いている
  我のつぶやき 聞く人はない