9月11日に画像だけアップしてそのままだったんだけど、気になるから記事にしておこう。
『アジア通貨危機の再来はあるか?』
アジア各国の対ドル
・1年でルピア20%、リンギット25%、共に17年ぶりの低水準。
何故か?
・アメリカの利上げ観測に加えて原油安→経常収支、財政収支の悪化→通貨売り圧力
例えば、
・リンギットと原油価格は連動
97年の通貨危機
・通貨危機の前は米ドル金利低→国内への投資
・ドルペッグ=対ドルで通過を安定させる。
→ドル高→自国通貨高→仕掛けられる→半年で、リンギット4割以上、ルピア8割下落→外貨建て債務の増大→銀行危機
ダブルミスマッチ
・期間のミスマッチ 短期で借りて、長期の投資
・通貨のミスマッチ 外貨で借りて、収入は自国通貨
今回はダブルミスマッチはない。なぜなら↓
・長期の資金調達を促すようなアジアボンドファンドにより、アジア国内債権の育成。
債券市場の拡大が図られてきた。
・アジアは銀行に依存していたが、小さくなった。
・資本流出に対する備え=外貨準備高が増えてきている。安全の目安は3ヶ月分。その水準は各国とも上回る。
チェンマイ・イニシアチブ
ASEAN+日中韓で外貨準備を用いて、短期的な資金融通を行う体制
心配は、
・マレーシアの外貨準備は下がってきている。加えて、首相の汚職。
・インドネシアは双子の赤字
・ASEANは中所得国。高所得国へは構造改革が必要だが、政治不安がある。
アジア通貨の反転は?
・アメリカの利上げに対する折込が進んでいると言える。2000年代半ばの利上げ局面では、あらかじめ織り込まれており、実際の利上げ後は落ち着いた。
と、タイプしてみた。すっかり忘れていたのを復習できたから、無意味ではないとは思うけれども、それなりの時間がかかったので、対費用効果的に考えると、無駄な感じもする。時間ってあるようでないから、やりたいことにも断捨離が必要なのかも。