いつの間にか、なぞの物体はテーブルからじんべい君の頭の上へと移動している。ギャグもやりつくしたし、正解を教えてあげるかー。と、りゅういちに教えてあげたら、意外にウケテいたので良かった。
その昔、スキー界では、カービングスキーが出た時に、カービングスキーという滑り方の流派が生まれたのであーる。それは体を倒して滑る滑り方なのであーる。
体を倒すから、手を雪面に直接着いて滑ることになる。私の場合は、親指が雪面でガガガーーー!!!となって突き指みたいになるので困っていたのだけれども、親指にサポートの入った頑丈そうな、カービンググローブという物を発見したので買ってみた。
効果としては痛くないし暖かいし、すばらしかったのだけれども、そんなに使った感じもしないままに、カービンググローブは使われなくなった。
丈夫で暖かいから、雪かたしにも最適そうだけれども、親指のサポーターが邪魔になってスコップは握れない。案外、親指の動きは重要なようで、普通に使うのにも鬱陶しい。長年、「この親指の固いのさえなければ、すばらしそうな手袋なのに!!!」と思いつつ、放置していた。
「今年の冬こそは分解してでも取って使ってやる!」と思い、とりあえず、りゅういちに言ってみる。ほぼ無視。ん〜、自分でやるしかないかぁ〜。とあきらめて、とりあえず前に進むかと、手を付けてみたら簡単に取りだせた。縫い目を5cmくらいほどけばいいだけだった。
こんな物が入っていたんだねー。