鬼平の水羊羹は確かに素直に美味しい。しかし、個別包装ではないから、お盆のお客様にお出しするのには、けっこう面倒な気がする。しかも、東武デパートもお盆中は鬼平の水羊羹が予約できないらしい。
 
ん〜〜〜〜〜、なんとか、他のお菓子にしていただきたいけれども、母の中では「鬼平の水羊羹」が確定事項で、何を言っても無駄なので、「鬼平の水羊羹」を手に入れることにする。
 
私が実家に行く途中、今市から日光の本店に行って買ってくる。などいろいろな案まで出たけれども、結局は東武デパートの開店の時間に間に合うように私が実家に到着して、母と姉とお墓参りの前に鬼平の水羊羹をゲットするというのが一番確実で、つぶしも利くだろうということになる。
 
私は余裕を持って実家に到着したのだけれど、お盆にはあまりに早いお客様もいらっしゃったりして、「どうなっちゃうのかしらぁ?」な感じもしたけど、とにかく東武デパートの開店の時間の10分前には、入り口でスタンバイ状態にできた。
 
内心、そんなに鬼平の水羊羹は売り切れるのかと思っていた。しかし、デパートのオープンなんて初めてだけど、なにやら緊張感もあって、地下の食品売り場を目指している人も多い。え?みんな鬼平の水羊羹?と思い、かなり早足で行く。
 
鬼平の水羊羹の前に来ると、2番だった。そして、振り返れば、あっという間に列が伸びていて、10人は並んでいた。無事に買えてよかったわ。開店で並んだ人の分で売り切れたみたい。いや、びっくり。
 
実際に鬼平の水羊羹をお客様にお出ししてみれば、なかなか良かったのかな?という気もした。お話のねたにもなったし。
 
「独協の売店でも売ってる。」
 
なんて情報もあった。あ〜、そのルートだと予約が利いたかも?
 
「昔、おばあちゃんがよく作ったよね。」 
 
そうだった。自分で作るという選択肢もあったねぇ〜。まったく気が付かなかったわぁ〜。そういえば、私もけっこう水羊羹を作るの好きだったわ。まぁ〜、ちょっとがんばって買ちゃった方がいいかぁ〜。
 
最終日に鬼平の水羊羹は丸々一箱あまったので、私が頂いて帰ったのだけれども、りゅういちの判定だと、
 
1位、湯澤屋(酒饅頭でちょー有名)の水羊羹
2位、鬼平の水羊羹
3位、松本屋(会津)の水羊羹
 
だそう。今回、鬼平の水羊羹を毎日食べたけど、だんだんなれた感じに変わっていくんだね。